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▼2021年7月20日 木戸が開いていたので前の道路に出た。もうそこには囲いの無い世界だ。僕は自由を手にした。飼い主が蝉の抜け殻に目をやっているホンの一瞬を突いた脱出だ。空を見上げると雲一つない青空だ。生まれてデパートの屋上で売られていたのを小学3年の息子が欲しがるのでご主人様は買ってくれたのです。何故自分が選ばれたのか、カメを売る人が何匹もの友達と一斉に地面に放り投げ一番先に起き上がって歩き出したのが自分だったのです。生命力というか他の友達より元気だったんです。小さかったですよ。500円玉よりほんの少し大きい位の時でした。とても今では想像できないと思いますが。▼その頃は八王子にもデパートがあったのです。丸井とかいう名前だと思うけど。少しご主人様の家庭を紹介するね。物語の背景描写も大切ですから。ご主人様はT小学校の3年生です。6年生の姉がおり兄弟の仲はとても良かったです。勉強ですか?それは聞かないで下さい。カメ子とウサ子を可愛がって飼ってくれていました。▼ウサ子は学校から帰ってくると近くのスーパーに野菜クズを貰いに行くのが日課でした。野菜クズが無い時は近くの山に生えている草を取って与えました。人参もあげて居ました。しばらく一緒に飼われていましたがご主人様が中学生になる頃、寒い日に死んでしまいました。ラビットフードなど固形物を一切口にしない自然の野菜だけを主食にし水も容器に入れて与えました。▼さて私の事に話を戻します。ストーリーは放浪の果て無事に帰って来ましたのでどうぞ安心して読書を続けて下さいね。どこで何をしていたかを詳しくお話致しますのでご期待くださいませ。

▲亀も本来持って生まれた特性を保持して居ます。人が手を出して愛情を示そうとしても絶対に嫌がります。猫とか犬とかとは違います。手の平に乗せてジッとして居たら異常です。大概次の行動を起します。地面に降りて好きな事をやらせてくれと手足をジタバタさせます。その行動が本性です。餌の食べ方も獲物を捕らえて食べるようにガツガツして、飲み込んで食べます。基本的に歯がありませんので人間のように歯で噛み砕いて(よく噛んで食べる)所作はしません。パクッ・ゴクッです。一定の量を食べたらそれ以上は食べません。牛と同じで噛み下しという所作をします。胃から再度口の戻して頬を膨らませて消化しやすいように噛み砕き呑み込んで行きます。次に亀が喜んでいるのか苦しんでいるとかの表情はしません。目を観察してもいつも同じ様子です。まぁ猫だって同じだと思います。笑った猫泣いている猫の顔を見たことはありません。犬は結構人間的な表情を見せますね。ワンといえばワンと言って応える。待てといえば食べないし、お手といえば右左します。何度も何度もやらせると早く餌を食べさせろというように泣き出しますので亀とは大分違いますね。大体そんな爬虫類を飼ってどこがいいのか?と思われる方もいるかと思いますが普段水槽のふたを開けて声をかけてやるとそれなりに反応はします。初めての人には分からないと思いますが飼い主には分かるのです。外に出して欲しいとか餌を頂戴という仕草は30年も飼っていれば以心伝心とでもいうのか、伝わるもんです手の平に乗せて遊ぶくらいでの期間(ヒヨコ)くらいがペット期間だと私は思って居ます。それ以上長いとペットの域を超え餌頂戴、あっそうてな古女房ですね、現在は。だけれども居なくなると寂しい物です(笑)